ガラス破損修理

 本日で年が明けて、もう一ヵ月が過ぎました。早いですね~

 ここに来て、寒さも増し、外での作業は凍えそうです。

 そんな時期ですが、今週の作業内容を振り返ってみると、ガラス破損によるガラス修理が多かったです。

 

 例えばこんな感じの内装木製建具のガラス修理です。こちらのガラスは2mmの透明ガラスなので衝撃にはかなり

弱く破損し易いですね。

ガラスの大きさを測ってガラスを切断し、はめ込みます。

次はこちら、網入りのガラスです。

こちらもガラスを用意して、サッシをばらして組み立て直します。

こんな風に完成です。

 

 こうしてみると、内装木製建具の2mmのガラスは弱くて割れやすいと思いますが、網入りの6.8mmのガラスも割れ

易いですね~~~どうして?そんなに厚いのに?ってなりますよね。

 実は割れる原因は、何かをぶつけたなどの衝撃による原因ではないんですね~

 原因は『熱割れ』と呼ばれる現象によるものが大半です。

 網入りガラスは、ワイヤーが入っていることで太陽の熱を吸収してしまい、日光が当たっている中央部分とサッシに隠れ

ていて温度が低い部分の温度差が生じ、中央部分だけが熱による膨張を起こし、膨張していない周辺部分の圧力に耐えられ

なくなり、ガラスが破損するのが『熱割れ』と呼ばれる現象です。

 窓際に黒系のカーテンや遮光性の高いカーテンを設置していると熱を反射しさらに熱吸収が高まります。

 また、ガラスに遮熱や遮光のフィルムを貼っていると、上記の原因とプラスして、ガラスの膨張率にフィルムの膨張率が

追いつかず割れやすい状態になります。

 他の原因としては、湿気によりワイヤーに錆が生じ、そこから割れてしまう場合もあります。

 

 皆さんもお家に網入りのガラスがありましたら、一度確認してみて下さい。

 

 さて、明日も朝一からガラス修理の予定なので、安全に迅速に丁寧にを心掛けて行いたいと思います。

 建材部Eでした。

 

 

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