ガラス破損修理
2025年01月31日(金曜日) 作業報告
本日で年が明けて、もう一ヵ月が過ぎました。早いですね~
ここに来て、寒さも増し、外での作業は凍えそうです。
そんな時期ですが、今週の作業内容を振り返ってみると、ガラス破損によるガラス修理が多かったです。
例えばこんな感じの内装木製建具のガラス修理です。こちらのガラスは2mmの透明ガラスなので衝撃にはかなり
弱く破損し易いですね。
ガラスの大きさを測ってガラスを切断し、はめ込みます。
次はこちら、網入りのガラスです。
こちらもガラスを用意して、サッシをばらして組み立て直します。
こんな風に完成です。
こうしてみると、内装木製建具の2mmのガラスは弱くて割れやすいと思いますが、網入りの6.8mmのガラスも割れ
易いですね~~~どうして?そんなに厚いのに?ってなりますよね。
実は割れる原因は、何かをぶつけたなどの衝撃による原因ではないんですね~
原因は『熱割れ』と呼ばれる現象によるものが大半です。
網入りガラスは、ワイヤーが入っていることで太陽の熱を吸収してしまい、日光が当たっている中央部分とサッシに隠れ
ていて温度が低い部分の温度差が生じ、中央部分だけが熱による膨張を起こし、膨張していない周辺部分の圧力に耐えられ
なくなり、ガラスが破損するのが『熱割れ』と呼ばれる現象です。
窓際に黒系のカーテンや遮光性の高いカーテンを設置していると熱を反射しさらに熱吸収が高まります。
また、ガラスに遮熱や遮光のフィルムを貼っていると、上記の原因とプラスして、ガラスの膨張率にフィルムの膨張率が
追いつかず割れやすい状態になります。
他の原因としては、湿気によりワイヤーに錆が生じ、そこから割れてしまう場合もあります。
皆さんもお家に網入りのガラスがありましたら、一度確認してみて下さい。
さて、明日も朝一からガラス修理の予定なので、安全に迅速に丁寧にを心掛けて行いたいと思います。
建材部Eでした。